2015年までにフィアット社、フォード、ワーゲン並びにGM社のブラジル国内の4大自動車メーカーは100万台増産を予定、また中国資本Chery社やJAC社が工場を建設して、ブラジルで自動車生産を予定している。
全国自動車工業会(Anfavea)では現在のブラジルのバスやトラックを含む自動車生産能力は430万台、2015年には46.5%増加の630万台を予想、しかし業界コンサルタントや自動車メーカーの予想では2014年に400万台、2018年500万台、2020年に600万台に達すると予想、大半は国内向けであるが、輸出は南米向けが中心となる。
Anfaveaでは今後5年間の投資総額を210億ドル、年間平均投資は42億ドル、2007年から2010年の29億ドル、2004年から2006年の平均投資12億ドルから大幅に増加している。
今後5年間のマーケットシェアは引き続き4大自動車メーカーが大半のマーケットシェアを独占すると予想、現在の4大メーカーのマーケットシェアは67%、2000年は85%と寡占状態であった。
中国からの新規参入が目立ってきており、Chery社,JAC,Lifan並びにGreat Wall社、韓国の現代自動車、日本のスズキが工場建設を発表しており、ドイツのBMWも工場建設を検討中である。
ドイツ資本のワーゲン社は今後数カ月以内にサン・ベルナルド工場、タウバテ並びにサン・ジョゼ・ピニャイス工場のうちの1工場での拡張もしくは新工場建設を決定すると予想されている。
ワーゲン社の1日当たりの生産能力3,500台を4,000台から4,500台へ引上げる予定であり、2010年から2016年の投資は87億レアル、またトヨタはサンパウロ州ソロカバ市、日産はリオ州レゼンデ市で新工場を建設する。
Roland・Bergerコンサルタント社は国産化比率が65%以下の輸入車に対する大幅な工業製品税(IPI)の引上げ前の予想では2018年の輸入自動車は国内マーケットの28%に相当する180万台を予想、Anfaveaでは今回のIPI引上げを海外で生産過剰となっている輸入車のブラジル流入を阻止する役目をはたしていると評価、世界の生産能力は需要よりも2100万台多い。
今回のIPI引上げ措置で輸入自動車価格は大幅な増加を余儀なくされるが、排気量が1,000ccの中国製リッターカーは国産車よりも1万レアルも安価で販売されていたために、マーケットシェアが拡大していた。
全国自動車工業会の調査ではGMの2008年から2012年までの投資は30億ドル、ワーゲンは50億ドル(2010年から2016年)、フォード23億ドル(2011年から2015年)、フィアット65億ドル(2011年から2014年)、ルノー9億ドル(2010年から2015年)、トヨタ6億ドル、現代自動車6億ドル、日産15億ドル、Chery4億ドル、JAC6憶ドルとなっている。(2011年10月16日付けエスタード紙)