日産がブラジル国内に最初の工場を建設するため、26億レアルを投資する。 この事業所は、リオデジャネイロ州レゼンデ市に建設されるもので、生産能力は年間20万台。ルノー/日産のカルロス・ゴーン会長が6日、リオデジャネイロ州政庁で発表した。 2014年上半期(1―6月期)に生産に入る見込み。
ゴーン会長によると、2016年にブラジル市場において、シェアを現在の1.7%から5%に引き上げるために大衆車をこの工場で生産するのを優先する戦略を採用する。
同会長によれば、2016年までに国内でリリースされる新規10車種のうち、少なくとも4車種が大衆車になる。 しかも同会長は、2016年までにブラジル市場に「ブラジリアン・スタイル」の車を1車種投入することを断言。 大衆車戦略に関しては、日産すでに先月、コンパクト・カーのマーチをリリースしている。 同車はメキシコで生産され、ブラジル国内の小売価格は2万7,000レアル(ベーシックモデルの場合)。
新工場の建設により、ゴーン会長は、大衆車とセダン、高級車、スポーツというセグメントのカバー率を、現在の23%から、2016年までに90%に引き上げる見込み。
現時点で日産は、ブラジル国内でリヴィナとグランド・リヴィナ、X-ギア、フロンティアを生産する。 生産ラインはパラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピニャイスのルノーの工場に保有しており、年間5万9,000台を生産。
ゴーン会長はさらに、リオでの自動車生産は当初においてはもっぱら国内市場向けとするものの、将来的にはラテンアメリカ市場の需要にも応じることになることを明らかにした。 一方、メキシコの事業所はメキシコ国内市場と北米市場への対応に専念する。
国内の他のメーカーとの市場競争への対応については、コストの削減が鍵になるとゴーン会長は考えを示した。 同会長は、リオデジャネイロに投資するという決断が、この目標達成のために不可欠だったという。
リオデジャネイロ州政府は、ゴーン会長によると工場誘致を争ったサンパウロとパラナ州など他の4州と比較して、税制優遇政策に加え「最も説得力がある」提案を提示したという。サンパウロ州境に近いだけでなく、工場とサプライヤーとの親和性があり、高速道路と港湾、空港へのアクセスが容易なことからコスト削減に有利である。(2011年10月7日付フォーリャ紙)