昨日、中国の自動車メーカーChery社はサンパウロ州ジャカレイ市で自動車工場の定礎式をジェラルド・アウキミン州知事が参加して開催、この工場には4億ドルを投資して2013年9月の完成を予定、初年度の2014年の自動車生産は5万台から6万台、2016年には15万台を見込んでいる。
生産される自動車はFulwin車もしくはA13車を予定、価格は同社の輸入車QQの2万2,990レアルよりも高額な2万3,000レアルから3万2,000レアルを予定、購買力が上昇してきているCクラス層をターゲットにしている。
また同社は地元の自動車部品メーカーの供給が価格や品質で不適当と判断した場合は、中国から系列の自動車部品メーカー20社を誘致する可能性も示している。
Chery社はブラジルのDelphi社並びにMagneti Marelli社から技術供与されて、中国本社が開発したフレックス・エンジンの搭載を予定している。
2015年までにブラジル市場に4車種のリリースを予定、またメルコスール域内への自動車輸出のためには自動車部品の国産化比率を60%まで引き上げる必要があり、また将来的にはメキシコや南アフリカへの自動車輸出も予定している。
同社の自動車工場の完成後は1,200人から1,500人の直接雇用を予想、今年はすでに9,000台を販売、年末までにはブラジルの国内マーケットシェアの1%に近い3万台を予定している。
Chery社の自動車工場建設以外にも自動車工場建設に12件のプロジェクトが発表されており、今後10年以内にブラジルの自動車生産は600万台に達すると見込まれている。
フィアット社、トヨタ、日産、現代自動車が新規工場を建設中、スズキ、BMWやLifan社も自動車工場建設を発表、プジョー・シトロエン、ルノーやGMは新規工場建設を検討中、Paccar/DAF社並びに実業家エイケ・バチスタ氏のEBX社も業界参入を予定している。
自動車メーカーによる新規自動車工場建設では各州知事や市長が優遇税制や土地提供などで誘致合戦を展開しており、トヨタはサンパウロ州ソロカバ市に2012年末の工場完成を予定、フィアット社は誘致条件次第ではペルナンブーコ州スアペ港もしくはゴイアニア市に決定する。
ワーゲン社はサンパウロ州タウバテ市で今年2月に定礎式を行い、韓国資本の現代自動車はサンパウロ州ピラシカーバ市で自動車工場を建設中である。(2011年7月20日付けエスタード紙)