農産物のコモディティ価格の上昇に伴って、収入が増加したブラジル国内の穀物生産農家は生産性を上げるために、機能の優れた農業機械に買換えを行っているために販売が好調に推移している。
国家配給公社(Conab)の発表によると最終収獲期の穀物生産量は1億5,950万トン、全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると昨年5月から今年4月までの農業機械の販売は6万6,800台と前年同期比6%増加、昨年は6万9,000台を販売、今年は昨年を上回って記録を更新すると予想している。
ラテンアメリカ最大のアグリビジネスフェアであるサンパウロ州リベイロン・プレートで開催された、Agrishowでの農業機械販売は前年比30%増加の15億レアルの商談を記録している。
ブラジル機械装置工業会(Abimaq)では今年の農業機械販売をトラクター、コンバイン、農薬散布機、灌漑関連機械などを中心に前年比15%増加を予想している。
フィアットグループ傘下のCNH社はサンパウロ州ソロカバ市に10億レアルを投資して新規工場を建設、生産能力を年間8,000台に引上げて国内需要に対応、またアルゼンチンでも1億ドルを投資して新規工場を建設する。
50馬力以下のトラクター生産では業界最大手のAgrale社は南大河州カシアス・ド・スール市のトラクター工場の生産能力を年間1,900台から2,200台に引上げる準備を行っている。(2011年5月18日付けエスタード紙)