ワーゲン社は2014年に年産100万台の自動車生産を達成するために62億レアルの投資を予定、しかしブラジルの部品メーカーは納期の遅延、部品の品質向上への投資不足やコスト転嫁の要求などが多いために、いまだにブラジルに進出していないアジアやヨーロッパの部品メーカーの進出を促している。
今後、ブラジルの自動車生産は国内総生産の大きい伸び率、低いインフレ率、実質賃金の増加や長期クレジットの拡大で大きな伸び率が期待できるために、海外からの部品メーカーの誘致を図っている。
自動車部品メーカーの工場建設には1年から1年半を擁するが、すでに海外のプラスチック、照明やエンジンメーカーとブラジル進出で交渉を始めている。
ブラジルのワーゲン社の部品メーカーは500社、2/3はグローバル企業、1/3はブラジル企業、ヨーロッパ系の部品メーカーとの価格交渉は3年先まで決定するが、ブラジル企業はコスト上昇のたびに価格の引上げの要求をするために、海外からの新規部品メーカーの進出を奨励している。
今後24カ月間に鋼板の値上げ、サラリーの上昇や車両盗難防止のため新車へのGPS(全測位システム)の据え付け義務などによるコストは2,500レアルから3,000レアルを予想、しかし消費者へのコスト転嫁が非常に難しい。
ワーゲン社のエグゼクチブはブラジルの鋼板価格の値上がりは他国より高率であり、昨年は鋼板の10%から12%が輸入鋼板、しかし現在のブラジルの鋼板価格はアジアよりも15%高いために、今年は20%まで引き上げる予定をしている。(2010年6月18日付けエスタード紙)