3月末で終了した新車販売向け工業製品税(IPI)減税政策の終了並びに4月は営業日が3日間少なかったにも関わらず、4月の自動車販売は前月比21.5%減少の27万7,000台、自動車生産は14.6%減少の29万台に留まった。
全国自動車工業会(Anfavea)では自動車メーカーや販売店の在庫は12万8,000台と半月以上の在庫量に相当するために、5月の自動車生産は減少すると見込んでいる。
しかし5月の自動車販売は落ち込みを抑えるためにIPI減税分の割引が継続して4月の販売台数並みを記録する可能性があるが、鉄鉱石価格の大幅値上げに伴って鉄鋼価格の転嫁が予想されているために、Anfavea関係者は今後数カ月間以内に自動車価格に転嫁される可能性を否定していない。
今年4か月間の自動車生産は前年同期比22.6%増加の112万6,000台、自動車販売は18.1%増加の106万5,000台、また輸出は78.3%増加の21万7,700台を記録している。
2008年初めの4カ月間の自動車輸出総額は44億ドル、金融危機後の昨年同期は22億ドル、今年はアルゼンチンやメキシコが輸入を再開したために35億ドルまで回復、しかし自動車部品の輸入関税の減税政策の終了や鉄鋼価格の値上げによる自動車価格の調整や為替など、今後の輸出には不安定要因が増加してきている。
輸入パーツに対する40%の輸入関税の減税措置の中止で、自動車メーカーは輸入パーツを多く使用して競争力のある自動車は輸入関税の中止でコストアップを結びつくために、国内で生産中止をしていたパーツの製造を再開に追い込まれる。
Anfaveaのクレドルヴィーノ・ベリーニ会長は輸入パーツ依存度の高いモデルは生産中止に追い込まれて、完成車の輸入にとって代わる可能性に結びつき、輸入関税の減税中止は自動車パーツの貿易収支赤字の低下につながるが、完成車の輸入増加で自動車の貿易収支は悪化すると連邦政府の問題移転を指摘している。
第1四半期の自動車パーツの貿易収支赤字は11億ドル、輸入自動車は輸出を3万7700台上回っており、また全国自動車部品工業組合(Sindipeças)のパウロ・ブトリ会長は自動車メーカーは輸入部品の供給で部品メーカーに価格交渉で圧力をかけるために、生産中止で輸入部品に頼っていたエンジンやトランスミッションなど国内生産の再開を余儀なくされると述べている。(2010年5月7日付けエスタード紙)