6月の議会選挙を前にアルゼンチン政府は多くの自動車部品メーカーが同国から撤退してブラジルへ移転する傾向が強まってきているために、撤退による工場閉鎖での人員整理を避けるために工場を買収する企業を探している。
4月にピストン製造のドイツ系自動車メーカーMahle社とエアーバッグ製造のスエーデン系Autoliv社は世界的に需要が低下しており、コスト削減のためにブラジルに事業を移転してアルゼンチンの工場閉鎖を発表している。
アルゼンチンから主にブラジルや米国に輸出していたが、世界金融危機以降は国内外での自動車部品販売が大幅に下落している影響で、今後も10社以上のメーカーのアルゼンチンからの撤退が予想されている。
ブラジルは工業製品税(IPI)の減税措置などで自動車販売はそれほど落込んでいないために、多くのメーカーがブラジルでの生産に切り替える傾向になっているが、アルゼンチン政府も自動車販売促進のために長期ファイナンスプランなどを発表したが、煩雑なブロクラシーなどで自動車販売増加には繋がらなかった。(2009年5月7日付けヴァロール紙)