全国自動車部品工業組合(Sindipecas)では、国内経済リセッションが牽引して新車販売が低調に推移するために、今年の自動車部品工業部門では、8,400人の人員整理が余儀なくされると予想している。
2015年の自動車部品工業部門は2万9,800人の人員整理を余儀なくされ、現在の自動車部品工業部門の従業員総数は16万4,900人で過去25年間では最低の雇用となっている。
2015年の自動車部品工業部門への投資は前年比55%減少の6億2,200万ドルに留まっており、今年は5億7,500万ドルまで減少すると予想、今年の同業界の売上は前年比17.7%減少の632億レアルが予想されている。
サンパウロ州内の自動車部品工業部門の従業員総数は4万人、しかし大半は中小企業が占め、パーツサプライター企業のCartec社は燃料注入用高圧チューブを製造、しかし売上が半減しているために1月に全従業員の10%に相当する20人の従業員の解雇を余儀なくされた。
2016年1月の新車生産は前年同月比29.3%下落の14万5,000台、1月としては過去13年間で最低の自動車生産台数を記録、また前月比では31.8%下落している。
1月のトラック生産は前年同月比50%と大幅に減少、全国自動車工業会(Anfavea)のルイス・モアン(Luiz Moan)会長は、今年の新車販売を前年比7.5%減少の240万台と予想、昨年の新車販売も前年比26.6%減少していた。
今年1月の新車販売は約40%減少して今後の新車販売の回復傾向が全く不透明なため、6大自動車メーカーでは生産調整のためにレイオフ、集団休暇、ジウマ大統領の暫定令680号として創出された30%の時短勤務適用の雇用保護計画(PPE)などを採用して生産調整を行っている。
現在の雇用保護計画(PPE)が適用されている自動車メーカーの従業員総数は3万5,600人並びにレイオフ中は6,300人に達して、業界の従業員総数の12万9,400人の32%が職場を離れているとルイス・モアン会長は説明している。
自動車メーカーでは在庫削減のために大幅な生産調整を余儀なくされているにも関わらず、現在の新車在庫は営業日数換算で49日に相当する25万4,300台と通常の30日を大幅に上回っている
2016年1月の新車販売は、前年同月比38.8%下落の15万5,300台で2007年2月に記録した14万6,700台を下回り、1月としては過去9年間で最低の新車販売台数を記録、また前月比では31.8%下落している。
1月の新車輸出は前年同月比37%増加の2万2,300台、しかし前月比では51.7%と大幅に減少、輸出金額では単価の高い農業機械並びにトラックの輸出減少が牽引して18.3%減少の5億4,760万ドルに留まった。(2016年2月5日付けエスタード紙)