全国自動車工業会(Anfavea)では今年の新車販売は前年比7.5%減少を予想、しかし新車生産は昨年並みの240万台前後を予想、レアル通貨に対するドル高の為替並びにコロンビアとの自動車協定締結などの要因で、価格競争力が上昇する新車輸出は8.0%前後増加すると予想している。
2015年のバスやトラックを含む新車生産は、国内経済の停滞並びにクレジット金利の上昇、ラヴァ・ジャット作戦の汚職問題による政治困難などの影響を受けて、前年比22.8%減少の242万9,000台となって2006年の240万3,000台のレベルまで減少したと全国自動車工業会(Anfavea)のルイス・モアン(Luiz Moan)会長は説明している。
また2015年のバスやトラックを含む新車販売は、前年比26.6%減少の256万9,000台と過去8年間では最低の販売台数を記録、今年の新車生産は前年比0.5%増加の244万を予想している。
今年の新車輸出は前年比8.1%増加の45万1,000台を予想、昨年の新車輸出は前年比24.8%増加の41万6,900台、2015年の新車輸出比率は新車販売台数の16.1%と2014年の17.6%から1.5%減少、今年は15.0%まで更に減少すると予想している。
ジウマ政権初年度の2011年の自動車生産は341万7,000台、2012年は340万2,000台、2013年は371万2,000台で記録を更新、2014年は314万6,000台と大幅に減少、2015年は242万9,000台と3年連続で前年割れを記録している。
2015年自動車業界の従業員は全従業員の10%に相当する1万4,700人が解雇され、また5,100人がレイオフで自宅待機、4万700人はジウマ大統領の暫定令680号として創出された雇用保護計画(PPE)の30%の時短勤務の適用を受けている。
昨年末の新車在庫は営業日数換算で36日分に相当する27万1,000台を記録しており、新年早々から各自動車メーカーではプロモーションで在庫整理を図っている。
今月6日に全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のアラリコ・アスンプソン・ジュニオール会長は、連邦政府に対して新車販売促進するための要請書を提出したにも関わらず、連邦政府はすでに産業セクターの19経済団体からの要望書をすでに受け取っているために、要請内容分析に時間を要すると予想されている。(2016年1月8日付けエスタード紙)