INOVAR-AUTOプログラムや工業製品税(IPI)減税優遇政策の中止などの影響で、国内での自動車生産を余儀なくされて生産開始した後発自動車メーカーは、国内の経済停滞やクレジット金利上昇などの要因で自動車販売が大幅に減少して、大幅な投資計画変更を迫られている。
2012年のブラジルの国内自動車販売は380万台で世界4位の自動車市場に拡大、国内での自動車生産優遇措置採用で新規参入組が自動車輸入から国内生産に投資の軸足を移したが、今年の国内自動車販売は250万台強に留まると予想されている。
中国資本チェリー社はサンパウロ州ジャカレイ工場に4億ドルを投資したにも関わらず、年間5万台の自動車生産能力のうち僅かに10%の操業に留まっており、1億3,000万ドルを投資したエンジン工場は、投資計画変更でロジスティック向けの配送センターになっている。
またチェリー社はサンパウロ州ジャカレイ工場周辺に自動車部品サプライヤー25社誘致、サプライヤーはすでに3億ドルを投資したにも関わらず、チェリー社の当初予定のマーケットシェア3%獲得は、計画よりも5年~7年遅れると予想している。
チェリー社はニュージェネレーションモデルのサブコンパクトカーQQ車の販売開始を今年中旬に予定していたが、2016年3月に変更、また2016年下半期にはスポーツタイプのTiggo車のリリースを予定している。
BMW社は1年以上前にサンタ・カタリーナ州北部地域で自動車生産を開始したにも関わらず、高級車販売ではドイツから輸入販売しているメルセデス・ベンツ社にトップシェアを奪われている。(2015年12月14日付けヴァロール紙)