12年前のフィアット並びにジェネラルモーターズ、ワーゲン社、フォード社のトップ4自動車メーカーのブラジル国内の自動車販売占有率は82%に達していたが、昨年は65%まで減少、現在のマーケットシェアは58.6%まで減少、今年は60%割れが確実になると予想されている。
現在のブラジル国内の自動車販売は、中産階級増加、自動車向けクレジットの長期分割払いやハードルの低い与信審査などが牽引して2012年まで自動車販売は好調に推移した影響で、海外からの新規参入メーカー増加で26自動車メーカーが2,800種類に及ぶモデル、バージョンの異なる自動車を市場に投入して、マーケットシェア獲得に凌ぎを削っている。
今年1月~11月のフィアット社のバスやトラックを除く新車販売は前年同期比22万9,000台減少した影響で、マーケットシェアは昨年同期の21.2%から17.8%まで減少、しかしトップシェアは依然確保している。
また今年1月~11月のワーゲン社の新車販売は、前年同期比18万2,000台減少してマーケットシェアは昨年同期の17.3%から15.0%に減少、ジェネラルモーターズは2.0%減少の15.5%で3位に後退している。
今年1月~11月のフォード社の新車販売は前年同期の9.2%から10.5%と4大メーカーでは唯一増加、特に大衆自動車のKa車の販売増加が大きく寄与、その他の自動車メーカーのマーケットシェアは41.4%となっている。
マーケットシェア6位のルノーは、中型ピックアップ車のOroch車を市場に投入してジェネラルモーターズのピックアップS10車と競合、スポーツ用多目的車であるスポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)では、フォード車のEcoSport車がトップシェアを確保しているにも関わらず、ホンダは HR-V車、 Jeep社はRenehade車を投入して、パイが小さいマーケットシェア争いが激化してきている。(2015年12月7日付けヴァロール紙)