2014年初めにPSA Peugeot Citroen社のリオ州ポルト・レアル自動車生産工場は完成したにも関わらず、ブラジル国内の自動車販売不振の影響で在庫調整のために、生産能力を大幅に下回る稼働率を余儀なくされている。
リオ州ポルト・レアル自動車生産工場の自動車生産能力は3交代勤務で年間22万台、2交代勤務で15万台、しかし昨年の生産は9万500台、今年は7万台に留まると予想されている。
フランスのPSA Peugeot Citroen本社のCarlos Tavares社長は、今後の同社の世界投資計画では収益性の高い南米地域は増加、特にブラジルには2017年まで投資を継続すると説明している。
PSA Peugeot Citroen社は、新型モデルのCitroen AirCross車の開発に総額1億5,000万レアルを投資、価格帯が6万レアルのフォード社EcoSport車並びにルノー社のDusters車に対抗してマーケットシェア争いに参入する。
現在PSA Peugeot Citroen社はPeugeot208車、CitroenC3車、 C3 Picasso車をブラジル国内で生産、Citroen AirCross車を生産する工場の従業員は3,100人に達している。
同社の5年前の南米市場のうちブラジル市場での自動車販売は南米地域の60%~70%を占めていたが、今では50%以下に減少、過去2年間で収益率の低いPeugeot207車、ブラジル製のピックアップHogar車、アルゼンチン製のCitroenC4車の販売を中止している。
リオ州ポルト・レアル自動車生産工場では過去2年間でロジスティックコストを2,000万レアル削減、国産化比率を現在の70%から2018年には85%に引き上げる計画となっている。(2015年11月12日付けエスタード紙)