ブラジル国内の景気停滞やアルゼンチンの外貨不足による輸入制限措置などの影響でブラジル国内の自動車生産が大幅に減少しているために、自動車メーカーではレイオフ並びに集団休暇、希望退職制度の導入などで生産調整を余儀なくされている。
今年9カ月間の自動車生産は、アルゼンチン向け輸出が大幅に減少した影響を受けて前年同期比16.8%と大幅に減少、今年9カ月間の自動車生産は前年同期比48万1,500台減少、そのうちアルゼンチン向け輸出は15万5,000台減少している。
サンタ・カタリーナ州ジョインビーレ市のブレーキ関連パーツメーカーのFremax社は、アルゼンチン政府が2012年から導入した自動車関連の輸入規制につながる事前承認制度(DJAI)の影響でパーツ輸出が50%減少している。
また自動車パーツメーカーのJOFUND社は、毎月のアルゼンチン向け自動車パーツの輸出額が50万ドル~60万ドルあったにも関わらず、今では25万ドル~30万ドルと半減している。
リオ州レゼンデ市でトラック並びにバスを生産しているMAN/Volkswagen社の輸出の35%はアルゼンチン向け輸出であったが、今年8カ月間のアルゼンチン向け輸出は前年同期比33%減少の1,059台に留まっている。
また今年8カ月間のブラジル国内のトラック販売は前年同期比13.9%減少、バス販売は16.8%減少している影響で、生産調整のために来年1月まで200人の従業員を対象にレイオフを余儀なくされている。
全国自動車工業会(Anfavea)のルイス・モアン会長は、アルゼンチンのデフォルト(債務不履行)問題でブラジルからの自動車輸出が停滞しているための打開策として、コロンビア並びにウルグアイ、エクアドル、メキシコとの自動車協定を模索している。(2014年10月15日付けエスタード紙)