為替危機に直面しているアルゼンチン政府は、外貨流出を防ぐために極力輸入制限を行っている影響で、ブラジルのアルゼンチン向け自動車や自動車パーツ輸出が大幅に減少している。
両国は自主規制を設けることで合意に達しており、ブラジルからアルゼンチン向け自動車関連輸出は、アルゼンチンの自動車関連輸入の44%に制限、アルゼンチンからブラジル向け自動車関連輸出は11%に制限することで、今日、両国関係者がサインを行う予定となっている。
アルゼンチン政府は、自動車関連貿易の均衡を図るためにFlex協定の再開を要請してFlex協定はアルゼンチンの自動車関連輸出が100万ドルであれば、ブラジルはアルゼンチンに対して150万ドルの自動車関連輸出ができるクオッタ制を採用していた。
またブラジルとメキシコは2015年3月から両国の自動車貿易について自由貿易協定を採用して、現在の自動車貿易の障壁を削除する予定となっているが、2015年3月までのメキシコからの自動車輸入枠は18億ドルに制限されている。
ブラジル国内の新車購入向け工業製品税(IPI)の減税率の縮小や国内経済の停滞、アルゼンチンの自動車輸入制限による影響で、今年5カ月間の自動車生産は前年同期比13.3%減少、国内販売は5.5%減少、自動車輸出は31.6%と大幅に落ち込んでいる。(2014年6月11日付けエスタード紙)