ブラジルの自動車市場は長年に亘って、フィアット社並びにワーゲン社、GM社、フォード社の4大自動車メーカーがマーケット市場を独占してきたが、2013年の4大自動車メーカーのマーケットシェアは67.5%と初めて70%を下回った。
10年前の4大自動車メーカーのマーケットシェアは83%であったが、1990年代からフランスやアジア諸国の自動車メーカーの参入が相次いで、ブラジル国内での自動車生産を開始したために、マーケットシェアが拡散してきている。
1990年代にはルノー、プジョー・シトロエン、ホンダ、三菱自動車、最近ではトヨタ並びに現代自動車がコンパクトカーをブラジル国内市場に投入して、マーケットシェア争いが更に激化してきている。
2012年下半期にサンパウロ州ピラシカーバ工場でHB20車を生産開始した現代自動車の2013年の自動車生産は、前年比96.5%増加の21万2,900台でマーケットシェアを6.0%に拡大している。
2013年のブラジル国内の自動車マーケットシェアはヨーロッパ系自動車メーカーが51.3%、米国が27.5%、日本が12.8%、韓国が6.8%、中国が0.7%、その他が0.9%となっているが、2012年のブラジル国内の自動車マーケットシェアはヨーロッパ系自動車メーカーが59.1%、米国が33.4%、日本が4.3%、その他が3.2%であった。
2013年のブラジル国内の自動車マーケットシェアは、フィアット社が前年の23.1%から21.3%とシェアを落としたにもかかわらずトップを維持、ベストセラー車Gol車を擁するワーゲン社は21.1%から18.6%のシェアを落としたが、辛うじて2位のシェアを維持している。
2013年のGM社の自動車販売は前年比1.1%増加して18.2%のシェアを維持、フォード社の自動車販売は前年比3.5%増加して9.4%のシェアを維持、また全国自動車工業会(Anfavea)では、今後4年間の投資総額は758億レアルで4年後の自動車生産台数能力は570万台に達すると予想、高級自動車のBMW社並びにメルセデス・ベンツ社、 Audi社、 Jaguar社も参入予定で益々マーケットシェア争いが激化すると予想されている。(2014年1月10日付けヴァロール紙)