連邦政府は2014年1月から全ての新車にエアーバッグ並びにABSブレーキの搭載義務付けを自動車業界に通告していたにも関わらず、エアーバッグ並びにABSブレーキ搭載を義務付けすれば新車価格の上昇でインフレ指数を大きく押し上げ、また56年間生産を続けていたワーゲン社のコンビ車などが生産中止に追いやられる影響で失業者が増加するために、2016年までの搭載義務化の先送りを検討していた。
ギド・マンテガ財務相がエアーバッグ並びにABSブレーキ搭載の義務化を先送りしていたのは、自動車運転手の安全確保よりもインフレ軽減を優先していると自動車業界関係者は非難していた。
唯一ワーゲン社のコンビ車生産継続で直接雇用並びに間接雇用を含めると4,000人の従業員が解雇を免れるために、コンビ車生産現場では、マンテガ財務相の義務化先送りを歓迎していた。
ワーゲン社のコンビ車は、エアーバッグを搭載できる構造になっていないため生産中止を発表していたが、連邦政府は雇用確保のために構造上エアーバッグが搭載できないにも関わらず、コンビ車の生産を2016年まで例外的に許可する。
またワーゲン社のゴール車G4並びにセルタ車、ウノ ミレー車は、構造上搭載は改造を余儀なくされるが、エアーバッグ並びにABSブレーキを搭載しても価格転嫁ができないために、生産中止に追い込まれると予想されている。
全国自動車工業会(Anfavea)では、連邦政府に対してブラジル国内で生産できない輸入自動車パーツに対する現在の輸入税16%~18%を2.0%への引き下げを要請している。(2013年12月18日付けエスタード紙)