今年1月から自動車メーカーは、エアーバッグ並びにABSブレーキを60%以上の新車に搭載が義務付けされており、更に2014年1月から全ての新車に搭載が義務付けを連邦政府は自動車業界に通告していた。
しかしエアーバッグ並びにABSブレーキ搭載を全ての新車に義務付けすれば新車価格の上昇でインフレ指数を大きく押し上げ、また56年間生産を続けていたワーゲン社のコンビ車などが生産中止に追いやられる影響で、失業者が増加することも延長の要因となっている。
エアーバッグ並びにABSブレーキ搭載の搭載義務化は2009年に発表され、2012年には新車の30%に搭載、今年は60%に搭載義務付けされており、2014年には100%達成する予定であったにも関わらず、2016年に先送りされると予想されている。
エアーバッグ並びにABSブレーキ搭載義務付けが2016年に先送りされる場合に恩恵を受けるのは、ワーゲン社のコンビ車やワーゲン社のゴール車G4 、フィアット社のMille車、シボレー社の Celta車、ルノー社の Clio車、フォード社の Ka車、 Fiesta車などとなっている。
ギド・マンテガ財務相は、エアーバッグ並びにABSブレーキ搭載義務付けで新車価格は1,000レアルから1,500レアルの価格調整が必要であると説明しているにも関わらず、ワーゲン社では、600レアルから800レアルの価格調整を見込んでいる。
ワーゲン社のコンビ車は、エアーバッグを搭載できる構造になっていないため生産中止を発表していた経緯があり、またワーゲン社のゴール車G4は、エアーバッグ並びにABSブレーキを搭載しても価格転嫁ができないために、生産中止を予定していた。
ワーゲン社のコンビ車並びにゴール車G4の生産継続で直接雇用が2,000人、間接雇用を含めると6,000人の従業員が解雇を免れる一方で、構造上エアーバッグが搭載できないために、安全面では憂慮されるとABC金属労連のワグネル・サンタナ事務局長は説明している。
また全国自動車工業会(Anfavea)では、2009年の連邦政府によるエアーバッグ並びにABSブレーキ搭載の搭載義務化の発表で、各自動車メーカーは投資計画の変更やサプライヤーとの交渉などを進めてきたにも関わらず、連邦政府による玉虫色のような答弁や計画変更では、投資計画に沿った投資ができないと不満の声も上がっている。(2013年12月12日付けエスタード紙)