全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、今年8カ月間のブラジル国内の自動車生産は、販売が前年同期比1.2%減少しているにも関わらず、13.7%と大幅に増加している。
ブラジル国内の自動車生産が大幅に増加した要因として、輸入車に対する工業製品税(IPI)30%の輸入関税の適用の影響で、輸入大衆自動車が価格競争力を失っているために、自動車メーカーが国内生産に切り替えているのが効果を発揮している。
2011年の輸入自動車のブラジル国内のマーケットシェアは23.6%、今年は18.6%と僅か2年間で5.0%のマーケットシェアを失っており、2年前のJAC社並びに Land Lover社、 Kia社3社のマーケットシェアは5.8%、今では4.0%に減少している。
工業製品税(IPI)30%の輸入関税の適用以外にも国内の自動車生産が増加している要因として、メキシコとの自動車協定の変更によるクオッタ制の導入並びに輸入車に対する輸入税30%を避けるために、各自動車メーカーは、燃費改善やテクノロジー投資に対する減税並びに自動車パーツ並びにパーツ供給能力部門への投資を促すInovar-Autoプログラムも自動車の国内生産に拍車をかけている。
また工業製品税(IPI)30%の輸入関税の適用で輸入車は価格競争力を失っており、更に最近のドル高の為替で輸入自動車は、国産自動車との価格競争力がまったくなくなっている。
ドル高の為替は国産自動車の輸出に追い風となっており、Anfavea工業会では、今年の自動車輸出台数は前年比20%増加、輸出総額は8.8%増加を見込んでおり、輸出先は大半がアルゼンチン向けとなっている。
フォード社は昨年メキシコからNew Fiesta車を3万台輸入、今年から国内生産に切り替えたために僅か4カ月間で1万6,000台を販売、また日産はマーチ車をメキシコから輸入しているが、2014年からリオ州レゼンデ工場で生産する。
ブラジル国内の自動車のマーケットシェアではフィアット社が21.2%でトップ、GM 社は20.6%、ワーゲン社は18.6%、 フォードは9.3%、 ルノー社は6.7%、 日産は2.4%となっている。(2013年9月6日付けエスタード紙)