全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、4月のバスやトラックを含む自動車生産は、前年同月比30.7%増加の34万900台に達して記録を更新、前月比では6.8%増加している。
今年1月から4月までの自動車生産は、前年同期比17%増加の116万8,000台で記録を更新、昨年1月から4月まで工業製品税(IPI)の減税政策が中止されていた影響で前年同期比では大幅増加となっているが、昨年5月からIPIの減税政策が再開したために、今後の前年同月比の自動車生産台数の増加率は減少すると予想されている。
4月の新車販売は前年同月比29.4%増加の33万3,700台、前月比では17.5%増加、4月の新車の在庫は営業日の33日分に相当、2月の40日分、3月の35日分から適正在庫に近づいてきている。
今年1月から4月までの自動車販売台数は116万4,000台と記録を更新、先月、会長に就任したAnfavea工業会のルイス・モアン会長は、5月の自動車販売を31万台前後と見込んでいる。
Anfavea工業会は、今年の自動車生産を前年比4.5%増加の349万台、自動車販売は3.5%から4.5%増加の397万台前後をそれぞれ予想、裾野産業の広い自動車工業セクターが占める製造業部門のGDP比率は、23%に達してブラジルの製造業部門を牽引している。
またAnfavea工業会は、今年のブラジルのGDP伸び率を3.5%から4.0%と中銀の最終フォーカスレポートのGDP伸び率予想の3.0%を上回ると楽観的な見方をしている。
燃費改善やテクノロジー投資に対する減税並びに自動車パーツ並びにパーツ供給能力部門への投資を促す新プログラム(Inovar-Auto)に適合するために、各メーカーは燃費効率の優れた新モデルの投入や国産化比率の改善に投資するとモアン会長は説明している。
自動車メーカーや自動車パーツメーカーによる2013年から2017年の投資総額は600億レアルに達すると予想されており、今月6日にフィアットは150億レアルの投資を発表していた。
Anfavea工業会ではExportar-Autoと命名した自動車輸出を促進するための優遇税策を連邦政府に提出する準備を行っており、モアン会長は2017年に100万台の自動車輸出を目標に掲げている。
ブラジルの自動車市場には62自動車メーカーが国内生産や自社の自動車を輸入販売しており、1,754種類の機種やバージョンの違う自動車が販売されている世界でも稀な熾烈な市場となっている。(2013年5月8日付けエスタード紙)