Anfaveaの新目標は今後5年で100万台の輸出達成
新会長が新たな活動目標として、ブラジルの自動車輸出台数を2017年までに現在の42万台から100万台へ、2倍以上引き上げることを掲げた。
ブラジルの自動車業界が、2017年まで国内で年間500万台を販売するとともに、およそ100万台の輸出を目指す。輸出目標の達成は、業界が22日に連邦政府へ提出した振興計画、エスポルタル・アウトが実施された場合にのみ、実現する見込み。エスポルタル・アウトは、国産車の品質と燃費の改善を目標に政府が導入した振興策、イノヴァル・アウトをもじって名付けられた。
22日付で全国自動車工業会(Anfavea)の会長に3年の任期で正式に就任したゼネラルモーターズのルイス・モアン取締役は、この目標を達成すれば「ブラジルは自動車製品の輸出プラットホームへと、復帰することになるとコメントした。新会長によると、これは、「業界にとって必要な競争力を取り戻すための布石」になる。
また新会長の就任式に出席したフェルナンド・ピメンテル開発・産業・貿易大臣は、「この目標を達成し、さらに乗り越え行くために一丸となって取り組もう」とコメントした。
加えて、モアン新会長は、ブラジルが7年前に世界の様々な市場に対して90万台を輸出したことにも言及。2012年にこの台数が44万2,000台に落ち込み、しかも2013年は42万台にとどまると見られている。そこで、「短期的には、この輸出の落ち込みに歯止めを掛けたい。その後、輸出の規模を、2017年までに想定される生産台数のおよそ20%、100万台へと暫時引き上げていく」とコメントした。
22日夜にサンパウロ市内モンテ・リバノ・クラブで開催された就任式のあいさつで、モアン新会長は、エスポルタル・アウトへの提案として、自動車の生産コストに組み込まれている「別の租税に転換できない、あるいは補填を受けることができない」租税の減税が望ましいとコメントした。
就任式に入る前に同氏は、この種の租税について、従業員に対して提供された食事に対して支払われた税金や、電力に対する税金などを指摘。「最新の調査では、このように補償を受けることができない税金は、車両のコストの中に8.8%という水準で組み込まれている」と言う。全体で見るとブラジルの自動車には平均で30%の直接税が含まれる。米国ではこの比率が6%、欧州では14%から17%である。
モアン新会長は、「国産車の競争力を回復することが、私の任期を通じた重要な目標の1つになる」と発言した。また、利益率の高い業界とされることが多い自動車業界がコスト削減に貢献してはどうかと質問を受けたモアン新会長は、間もなく、「その名高い利益率が存在しない」ことを示す研究結果を発表することになるだろう、とのみ答えた。
投資
ブラジル国内の自動車業界は、2013年から2017年にかけて、生産能力の増強と生産の拡大、技術革新に対して300億ドルを投資する見込み。各社の生産能力は、今後進出する企業の工場も含め、現在の年産450万台から560万台に引き上げられる。輸入車も含めて年間500万台を国内市場で販売するという目標について、新会長は、持続的に達成可能な目標だと位置付けた。
Anfaveaは、2013年に前年を3.5%から4%上回る、およそ400万台(トラックとバスを含む)の販売を見込む。その上で、「(2017年まで)成長が加速するが、むしろ、新たな生産能力と現在投下中の投資へのサポートが必要だ」と指摘した。
モアン新会長さらに、自動車業界が「環境問題に加担する一因ということを理解しているが、同時に、解決策の糸口であることも社会に認識してもらえるよう」、Anfaveaが、サステナビリティー分野の計画を立ち上げることも明らかにした。新会長によると、同協会は「インテリジェント・モビリティ」と名づけられた計画を立ち上げる準備を進めている。(2013年4月23日付けエスタード紙)
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