社会経済開発銀行(BNDES)の調査によると、現在の自動車生産能力430万台は、貧困層から自動車購入が可能な中間層の増加による消費拡大に伴って、今後3年間で660万台まで拡大すると予想している。
全国自動車工業会(Anfavea)では、2015年までの自動車メーカーの投資は418億レアルに達すると予想、また全国自動車部品工業会(Sindipeças)では、自動車パーツ部門の投資は190億レアルに達すると予想している。
ブラジルの自動車所有台数は先進諸国と比較して非常に少なく、また国内の人口が1億9,000万人を突破して非常に大きなマーケットとなっているために、自動車メーカーがマーケットシェア拡大にしのぎを削っている。
BNDES銀行の調査によると、昨年のブラジル国内の自動車部門への投資は46億レアルと前年比25%減少したが、連邦政府によるメルコスール域外からの輸入自動車に対する工業製品税(IPI)の課税を避けるために、自動車メーカーは先を争ってブラジル国内での自動車生産に軸足を移している。
日産はメキシコから人気車のマーチ車の輸入でブラジル国内のマーケットシェアを大幅に増加、今年8月までは月間1万台を輸入していたにも関わらず、クオーター制の影響で9月には5,000台まで減少、リオ州レゼンデ市で自動車工場を建設中であるが、一刻も早く国内生産の開始をする必要に迫られている。(2012年10月29日付けヴァロール紙)