自動車メーカーは、もうすぐ世界3位の自動車市場に成長するブラジルでマーケットシェアを拡大するために競って新型車を投入、また連邦政府は自動車輸出国がWTOへ提訴しているIPI減税政策の批判を避けるために、燃費改善やテクノロジー投資に対する減税並びに自動車パーツ並びにパーツ供給能力部門への投資を促す新プログラム(Inovar-Auto)に対応するために、開発研究センターなどを積極的に建設する。
BMW社は、サンタ・カタリーナ州アラクアリ市に2億ユーロ(5億2,800万レアル相当)を投資して2013年下半期から自動車工場を建設、2014年末に生産を開始して1,000人の直接雇用を創出、コンペティターのメルセデス・ベンツ社並びにアウディ社も再進出すると予想されている。
高級車メーカーのメルセデス・ベンツ社は、ミナス州ジュイス・デ・フォーラ市でCクラス車を生産していたにも関わらず、世界金融危機で生産中止を余議なくされていたが、BMW社のブラジル国内の生産開始をきっかけに再生産すると予想されている。
またフォルクスワーゲン社グループのアウディ社は、ワーゲン社のクリチーバ近郊の自動車工場でのアウディ3車の再生産の可能性をワーゲン本社のMartin Winterkorn社長は述べている。
現在のブラジル国内の高級車の需要は国内生産の1%に相当する年間3万台、ドイツの高級車需要の25%と比較して非常に低いにも関わらず、BMW本社のIan Robertson副社長は、今後の中間層の大幅な増加並びに税制改革の進展と共に需要が増加すると予想している。
現代自動車はピラシカーバ工場でコンパクトカーのHB20車を生産開始、来年1月にはHB20X車、3月には同型のセダン車の生産をそれぞれ開始すると発表している。
10月24日から一般公開が開始されるサンパウロ国際自動車見本市2012を前に、フォルクスワーゲンの新コンパクトSUVである「Taigun」のコンセプトモデルを世界に先駆けて公開した。
日産では2014年1月にリオ州レゼンデ市の自動車工場が完成予定、現在はメキシコから輸入している人気の高いコンパクトカーのマーチ車を同工場で生産する予定となっている。(2012年10月23日付けエスタード紙)