米国資本のGM社は、サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場で生産していたミニバン型のZafira車の生産中止に伴い、6月初めから希望退職プログラムを開始、それに対して地元の金属労連指導による抜き打ち的な24時間ストによる750台の減産に対して、GM社は損害賠償を請求する可能性がでてきている。
12日にGM社の経営者側と金属労連は、地方労働署(DRT)が仲介して20日もしくは25日に話し合いで合意していたにも関わらず、金属労連はスト入りを宣言して実施した。
米国のGM本社は、世界金融危機の影響を受けたためブラジル国内での新型車の生産開始が大幅に遅れていたが、マーケットシェア回復のために新型車の生産を急いでおり、サンパウロ市近郊のサン・カエタ-ノ・ド・スール市でセダン型コルサ車の後継車種のCobalt車を生産、またZafira車並びにMeriva車の後継車種のSpin車の生産開始をする。
南大河州グラヴァタイ市の自動車工場では、コンパクトカーの後継車種を生産する ために工場を拡張、過去5年間の同社の投資は55億レアルに達するにも関わらず、サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場には、ピックアップ型S-10車を生産するために、僅かに8億レアルが投資されたにすぎない。
53年間の歴史を誇る同カンポス工場では、地元の金属労連とサラリーアップ並びに労働時間の短縮で長年揉めていたが、従業員の時間貯蓄システムの採用で合意に達していた経緯がある。
同社は同カンポス工場でのエンジン増産を予定していたにも関わらず、地元の金属労連との合意に至らなかったために、サンタカタリーナ州のジョインヴィーレ市でのエンジン生産を開始する。
GM社のサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場には7,500人以上の従業員を擁して影響が大きいために工場の閉鎖は行わないが、ノックダウン方式の自動車、エンジン、トランスミッションの生産だけを継続すると発表していた。
先週中に同カンポス工場では同社が募集した希望退職に356人が応じて工場を去ったが、セダン型コルサ車並びにMeriva車、Classic車の生産が中止になれば1,500人の従業員の退職が余儀なくされる。(2012年7月17日付けエスタード紙)