米国資本のGM社は、サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場で生産していたミニバン型のZafira車の生産中止に伴い、6月初めから希望退職プログラムを開始したために、地元の金属労連による抗議の波にさらされている。
米国のGM本社は世界金融危機の影響を受けたためブラジル国内での新型車の生産開始が大幅に遅れていたが、マーケットシェア回復のために新型車の生産を急いでいる。
GM社は、サンパウロ市近郊のサン・カエタ-ノ・ド・スール市でセダン型コルサ車の後継車種のCobalt車を生産、またZafira車並びにMeriva車の後継車種のSpin車の生産開始をする。
南大河州グラヴァタイ市の自動車工場では、コンパクトカーの後継車種を生産するために工場を拡張、過去5年間の同社の投資は55億レアルに達するにも関わらず、サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場にはピックアップ型のS-10車生産するために、僅かに8億レアルが投資された。
53年間の歴史を誇るサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場では、地元の金属労連とサラリーアップ並びに労働時間の短縮で長年揉めていたが、従業員の時間貯蓄システムの採用で合意に達していた。
同社はサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場でのエンジン増産を予定していたにも関わらず、地元の金属労連との合意に至らなかったために、サンタカタリーナ州のジョインヴィーレ市でのエンジン生産を開始する。
GM社のサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場には7,000人以上の従業員を擁して影響が大きいために工場の閉鎖は行わないが、ノックダウン方式の自動車、エンジン、トランスミッションの生産だけを継続する。(2012年7月12日付けヴァロール紙)