ブラジル鉄鋼配給協会(Inda)のカルロス・ロウレイロ会長は中国の鉄鉱石スポット価格が1トン当たり120ドルも下落している影響を受けて、世界の鉄鋼生産国はすでに鉄鋼製品価格の値下げを始めていると説明している。
ロウレイロ会長は来年初めには熱延コイルの国際価格はトン当たり550ドルまで下がる可能性を指摘、ブラジル国内の鉄鋼製品価格も値下げを余儀なくされると予想している。
Inda協会はブラジル国内の鉄鋼製品の83%の流通を担っており、国内の鉄鋼メーカーではウジミナス、ナショナル製鉄所(CSN)、アルセロール・ミッタル並びにゲルダウ・グループが価格決定を左右している。
第3四半期の鉄鉱石価格はトン当たり176ドルであったが、今月26日の鉄鉱石スポット価格が48ドル減少の128ドルまで下落、しかし1トンの鉄鋼製品生産には1.6トンの鉄鉱石が消費されるために、1トン当たりの鉄鋼製品の生産コストは77ドル減少する。
ウクライナの1トン当たりの熱延コイル価格は既に620ドルまで値下げされて取引されており、中国では635ドル、今後は8.0%から9.0%の値下げ予想で、580ドルまで下がると予想されている。
Indaj加盟の鉄鋼配給会社は現在の下落した鉄鉱石価格並びに上昇傾向のレアル高の為替で鉄鋼製品の輸入を急増すると予想されているために、来年2月には輸入鉄鋼製品の在庫が急増すると予想されている。
世界最大の鉄鋼生産の中国の9月の鉄鋼生産は5,670万トンまで減産、今年9カ月間のブラジル国内の輸入鉄鋼製品を含む販売は前年同期比13%減少している。
9月の鉄鋼配給会社の鉄鋼製品の在庫は販売の2.7カ月に相当する105万トン、11月の在庫目標は2.5カ月から2.6カ月に相当する99万トンまで下げるが、9月の輸入鉄鋼製品は33万トンであった。(2011年10月28日付けヴァロール紙)