今週、韓国企業ミッション団は5,300万人の人口を抱える北東地域のペルナンブーコ州並びに北大河州を訪問、今後の地域経済の成長が見込めるために投資拡大のための視察を行った。
ミッション団は投資対象の石油化学、鉄鋼、造船、代替えエネルギーやインフラ部門などを視察、また3カ月後には北東地域の他の州の視察のために、再びブラジルにミッション団を送る予定となっている。
現在、韓国企業のうち北東地域で投資を行っているのはセアラー州で韓国鉄鋼最大手ポスコ製鋼並びに東国製鋼がヴァーレ社と共同でペセン製鉄所に資本参加、またサムスンはペルナンブーコ州で造船企業アトランチコ・スールに10%の資本参加をしている。
世界では中国と並ぶ造船王国の韓国は今後の造船業の拡大が見込める北東地域に進出を予定、特にペルナンブーコ州のスアペ港に韓国の造船企業2社が進出を予定している。
現代グループは造船業以外にもレシーフェ市の地下鉄向け車両の落札が濃厚、また風力発電所向けの機械・装置生産するための工場建設やスアペ港での重機工場建設などを検討している。
ペトロブラス石油公社はスアペ石油化学を傘下にかかえ、事業拡大のために長年に亘って民間企業のパートナーを探しているために、石油化学部門で競争力のある韓国企業が注目している。
韓国のミッション団は北大河州での風力発電による電力エネルギー部門への投資をチャンスと見込んでおり、またサン・ゴンサロ・ド・アマランテ空港の民営化コンセッションにも注目している。
北東地域の鉱工業部門はサンパウロ州などの南東地域と比較して大幅に遅れており、またブラジル経済の成長に伴って消費が拡大しているために、大きな投資チャンスとなっており、各州では優遇税制などで盛んに企業誘致を行っている。
北大河州への投資では現代グループやサムスン以外にもLG社、POSCO、Daewoo、Hyosung並びにHanhwa社が投資を検討、サンフランシスコ河流域開発プロジェクトにも注目している。
南大河州のタッソ・ジェンロ州知事は先週から韓国を訪問、現代グループと投資プロトコルを交わし、STXやサムスン代表とも会合を持ち、ペロタス市やリオ・グランデ市への韓国造船企業の誘致を行っており、また韓国企業は風力発電、太陽光発電やバイオマス発電などにも注目している。(2011年6月2日付けヴァロール紙)