ブラジル機械装置工業会(Abimaq)のルイス・ネット会長はブラジル国内にある類似品の機械装置の輸入に対して、国内の機械装置産業を保護するために現在の輸入税(II)14%を35%まで引き上げをギド・マンテガ財務相に要請する。
7月の機械装置の輸入はレアル高の為替や有利な輸出国のファイナンスなどで前年同月比52.6%増加の22億5,300万ドルに達して、1カ月間の輸入額としては記録を更新している。
ネット会長は類似品の機械装置の輸入関税を世界貿易機構(WTO)が認めている上限の35%までの引上げを要求、しかし国内に類似品のない最先端機械装置の輸入関税は現在の2%を据え置く。
今年上半期の機械装置の貿易収支は80億7,200万ドルの赤字を計上、今年は130億ドルの赤字を計上すると予想されている。
上半期の中国からの輸入は前年同期比11.9%増加の15億9,400万ドルで3位、しかし今年末にはドイツを向いて2位に上昇すると予想しているが、2005年にはトップ10にも入っていなかった。
上半期の韓国からの輸入比率は3.8%の4億9,440万ドルと2004年の1.1%から大幅に上昇、低価格、高品質や正確な納期でシェアを確実に伸ばしてきている。
今年7ヶ月間の国内の機械装置の販売は前年同期比15%増加の406億レアル、しかし世界金融危機前の2008年同期よりも未だに11.63%下回っている。(2010年8月26日付けエスタード紙)