金融危機前のブラジルの2012年の鉄鋼生産は6,200万トンと見込まれて大型投資が目白押しであったが、金融危機後は国内外の需要が大幅に減少、6,200万トンの鉄鋼生産達成は2016年まで延びると予想されている。
今年の社会経済開発銀行(BNDES)の鉄鋼生産向け融資は20%減少の35億レアルにとどまり、同銀行の新しい鉄鋼生産プロジェクト承認は2011年に先送りされると見込まれている。
来年のBNDES銀行の鉄鋼業界向けクレジットは40億レアル、来年の鉄鋼生産は今年の予想である2,730万トンを20%増加にとどまると見込まれている。
今年の上半期の鉄鋼生産は14高炉のうち6高炉が操業中止となった影響を受けて前年同期比37%と大幅に減少、また設備稼働率も47%まで低下していた。
鉄鉱石や石炭のコモディティ価格が10%から20%の値上げが予想されているために、鉄鋼メーカーでは原材料価格の上昇に伴って最終製品への価格転嫁を余儀なくされる。(2009年12月14日付けエスタード紙)