世界鉄鋼協会(WSA)によると10月の世界の粗鋼生産は1億1,210万トンで前月比3.1%、前年同月比では13.1%それぞれ増加、今年10ヶ月間では前年同期比13.5%減少の9億8,200万トン、同協会では短期間の回復傾向を予想している。
10月の中国の粗鋼生産は前年同月比42.8%増加して世界の粗鋼生産を牽引、金融危機後に50%以上の生産減少を余儀なくされたヨーロッパは前月比6.1%、日本は6.4%とそれぞれ増加に転じている。
今年10ヶ月間のヨーロッパの粗鋼生産は前年同期比33.6%減少の1億3,500万トン、日本は31.9%減少の6,972万トン、しかし中国は10.5%増加の4億7,270万トンを記録している。
世界の粗鋼生産増加に伴って鉄鉱石価格の上昇が見込まれて来年の鉄鉱石価格は10%、2011年は5.0%とそれぞれ値上げを予想、また非鉄金属の銅価格はトン当たり5,137ドルから来年は7,125ドル、ニッケルは1万4,954ドルから2万ドルの価格上昇が予想されている。
2014年にブラジルで開催されるサーカーのワールドカップ向け粗鋼需要は300万トンから500万トンが見込まれて、2014年までに毎年70万トンの国内消費増加に結びつく。(2009年11月24日付けヴァロール紙)