全国工業連合(CNI)の調査では4月の鉱工業部門の設備稼働率は79.2%と3ヶ月連続で増加しているが、売上げは前月比1.9%減少、雇用率は1.1%減少して過去6年間で最悪となっており、また実質賃金も2.9%減少している。
市場関係者は鉱工業部門の生産は下半期からの回復を見込んでいるが、4月の売上は前年同月比10.7%、今年4ヶ月間では8.4%減少とそれぞれ大幅に落込んでいる。
今年4ヶ月間のドル為替は4.7%下落したために、輸出企業にとっては価格競争力をそがれ、更に世界貿易の縮小で輸出減少に結びついており、4月の労働時間は前月比0.1%、今年4ヶ月間では前年同期比7.7%減少している。
4月の部門別の設備稼働率が前月比で増加したのは食品・飲料部門、皮革・履物、繊維、ゴム・プラスティック部門、減少したのは木材、紙・パルプ、電気材料、機械・装置部門であった。
4月のサンパウロ州の鉱工業生産は前年同月比16.2%減少して全国平均のマイナス14.8%よりも落込みが大きく、特に機械・装置部門は36.5%、電気材料60.3%、自動車部門は23.5%とそれぞれ大幅に落込んでいる。
しかし食品部門は7.4%、自動車以外の輸送関連装置16.3%、石油・エタノール部門は7.9%増加、エスピリット・サント州は7.1%、ゴイアス州と南大河州は2.3%、セアラー州は1.7%とそれぞれ増加したが、バイア州11%、アマゾナス州5.0%、北東地域は5.1%とそれぞれ減少している、(2009年6月5日付けエスタード紙)