ブラジル国内の鋼材価格が輸入鋼材よりも20%高いために、中国、ウクライナやロシアからの鋼材輸入が増加しており、種類によっては国内鋼材価格が45%以上高い鋼材もある。
国内の熱延コイル価格は870ドルであるが、輸入コイルは輸入コストを含めても600ドルであり、国内メーカーは昨年第3四半期に50%の価格調整を行なったために、輸入価格との差が更に広がっていた。
昨年6月の海外市場の鉄鋼価格は1,200ドルにまで達していたが、今では430ドルまで下落、最近のドル安の為替傾向は更に輸入に拍車をかける要因となる。
今年4ヶ月間の鋼材輸入は10億4,000万ドル、輸入量は71万トン、4月の鋼材輸入は16.8%、輸入量は5.4%とそれぞれ増加している。
第1四半期にウジミナス、ナショナル製鉄(CSN)並びにゲルダウの3大鉄鋼会社は5%から8%の鋼材の値下げを行なったが、ウジミナスは船舶やパイプライン用厚板を30%、冷延コイルや熱延コイルは12%~14%の値下げを行なっているが、第3四半期には更に10%の値下げが予想されている。{2009 年6月3日付けエスタード紙}