ブラジル地理統計院(IBGE)の調査では第1四半期の鉱工業生産は前年同期比マイナス14.7%と大幅に減少、過去18年間で最大の落込みを記録した。
しかし3月の鉱工業生産は前月比0.7%増加して、世界金融危機後の大幅な落ち込みから僅かではあるが回復の傾向となっている。
しかし3月の鉱工業生産は前年同月比ではマイナス10%、過去12ヶ月間ではマイナス1.9%となっているが、設備投資用機械・装置などの資本財が前月比マイナス6.3%、前年同月比ではマイナス23%、第1四半期ではマイナス20.8%と22四半期連続の増加から一転して減少に転じていることが憂慮されている。
3月の自動車工業部門が工業製品税(IPI)の減税などで前月比7%増加したことが、鉱工業生産の0.7%増加の牽引となっているが、前年同月比ではマイナス18.5%と大幅に落込んでいる。
3月の資本財はマイナス23%であったが、特に建設セクターはマイナス68.9%、エネルギー-51.8%、農業-32.4%、輸送セクターは-3.1%とそれぞれマイナスとなっている。
昨年9月から6ヶ月間の鉱工業部門の落込みは16.7%と1990年以来の最悪を記録したが、第1四半期で底を突いたと見込まれて今後は徐々に回復すると予想されているが、在庫調整、金融政策緩和、白物家電向けのIPI減税などの更なる経済活性化政策の採用が期待されている。(2009年5月6日付けエスタード紙)