国際石油価格の下落並びに世界的な海運需要の低下でケープサイズなどの大型商船のバルチック海運指数(BDI)は1年前の8万8,885ポイントから85%減少の1万2,782ポイントまで下落している。
2003年から中国への鉄鉱石や農産物需要に牽引されて継続して増加してきていた海運部門は8月からの減少が顕著になってきた。
サ ントス港湾を運営する聖州ドック会社(Codesa)では今年年頭には前年比6.4%の貨物取扱を見込んでいたが、予想に反して5.7%のマイナスに転じ ており、特に植物油57.3%、濃縮ジュース38.3%、ガソリン21.3%、燃料54.6%とそれぞれ大幅に減少している。
数ヶ月前の鉄鉱石や農産物などの国際コモデティ商品向け大型積載タンカーの1日当たりの船舶運賃は20万ドルであったが、今では4万ドル以下にまで下落しているが、工業部門向けコンテナ船の運賃は4.0%上昇している。
しかし中国やインドなどが牽引して世界経済が好調であった2005年から昨年の船舶需要は年率6.0%増加していたために、商船会社は船舶建造を相次いで発注、1月の発注残は8,887隻に達している。
発 注残8,887隻の内訳は原油やLNG用大型タンカーが2,935隻で積載総重量1億7,940万トン、コモデティ商品積載用重量物運搬船が2,790隻 で2億2,850万トン、コンテナ船が1,518隻で8,250万トンとなっている。(2008年10月16日付けヴァロール紙)