国内外の鉄鋼需要の下落の影響を受けて、ブラジルの2月の粗鋼生産は前年同月比39%減の170万トンに留まったが、前月比では2.3%増加したために、ブラジル鉄鋼院(IBS)では鉄鋼需要の底を打ったと見込んでいるが、今後も大幅な増産は見込まれていない。
また2月の圧延鋼の生産は前月比11%増加の110万トンを記録、前年同月比では44.3%と大幅に落込んでいるが、国内販売は前月比0.8%増加の95万8,000トンであった。
鉄鋼メーカーでは連邦政府による自動車向けの減税と経済成長加速プログラム(PAC)関連向け鉄鋼生産が牽引している国内販売に重点を置いており、価格競争が厳しい鉄鋼輸出量は前月比8.2%増加したが、売上げは31.2%減少、輸出量は前年同月比では45.6%の大幅減少となっている。
各鉄鋼メーカーは昨年末から生産調整を余儀なくされており、ナショナル製鉄(CSN)が今月22日から49日間に亘って第2高炉の操業中止を予定、ゲルダウではミナス州の製鉄所の生産を今月末まで16%減産する。
アルセロール・ミッタルも昨年末からツバロン製鉄所の棒鋼生産用高炉のメンテナンスを早めて、集団休暇やレイオフを採用して60%から70%の稼働率で生産調整を行なっている。
またウジミナスのクバトン製鉄所の第1高炉を今月9日から90日間の操業を停止して、年間27万トンの銑鉄を減産して生産調整を行なう。(2009年3月18日付けエスタード紙)