昨年の鉱工業を中心とした製造部門の貿易収支は前年の103億ドルの黒字から一転して144億ドルの赤字を計上して、2001年以来始めて赤字となった。
昨年9月まではブラジルの国内経済が好調に推移したために、電気・電子部品や機械・装置の輸入が急増、またレアル通貨の上昇で製造部門の輸出が減少したことが製造部門の貿易収支の赤字に拍車をかけた。
昨年1月から9月までの製造部門の輸出は前年同期比16.4%増加したが、世界金融危機後の最終四半期の輸出は3.8%の増加に留まっている。
また昨年9月までの製造部門の輸入は49.2%増加したが、最終四半期はドル高の為替や国内需要の減少で、21.8%と半分以下の大幅な減少をきたしている。
昨年の機械・装置部門の貿易収支は前年の70億ドルから130億ドル,化学部門は前年の88億ドルから166億ドル、電気部品・通信部門は85億ドルから131億ドルと大幅な赤字を計上している。
今年1月の完成品の輸出は海外の大幅な需要の減少で前年同月比37%減少して、全セクターの平均輸出減少幅26.3%を大幅に上回っている。(2009年2月9日付けヴァロール紙)