ゲルダウ社は負債縮小並びに収益率の高いコア事業に投資を集約するために、積極的な資産売却を行っている。過去4年間に総額65億レアルに達する資産売却で負債を大幅に軽減している。
ゲルダウでは今後も継続して負債軽減のために資産売却で、同社の負債総額は2015年のピーク時よりも100億レアル以上の負債軽減を積極的に行う計画となっている。
先週ゲルダウの経営審議会では、Gerdau Steel India社が98.98%の株を所有しているGerdau Hungria KFT y Cia Sociedade Regular Colectiva社の1億2,000万ドルでの売却を承認している。同社の粗鋼生産能力は年間25万トン、圧延鋼生産は30万トン、特殊鋼生産は8.0%となっている。
ゲルダウ社では、すでに2016年にスペインで生産していた特殊鋼生産から撤退、今回のハンガリーからの撤退で、特殊鋼の生産はブラジル及び米国に集中する。また今年上半期には米国の建材用鉄鋼製品工場を手放している。
2015年9月の同社の負債総額は208億4,000万レアルに達していたものの、今年6月には151億7,000万レアルまで縮小、BTG Pactual銀行では、今年末の同社の負債は90億レアルに縮小できると予想している。
BTG Pactual銀行では、今年上半期末の同社のEBITDA有利子負債倍率は2.7倍を予想しているものの、負債圧縮が進めば1.3倍まで減少可能と見込んでいる。ブラデスコ銀行では1.5倍まで圧縮可能と予想している。
経済リセッションの高炉の操業停止に見舞われていたブラジルの鉄鋼メーカーは、ゲルダウ社以外にウジミナス社やナショナル製鉄所(CSN)も負債圧縮で資産売却を余儀なくされている。(2018年8月28日付けヴァロール紙)