国内経済リセッションや製造業部門不振の影響で、平板鋼消費を牽引している白物家電向け消費、自動車、設備投資向け機械・装置、ラヴァ・ジャット作戦汚職問題が波及して壊滅的な影響を受けている建設業向け平板鋼の消費が低迷している。
ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の発表によると、今年上半期の平板鋼の卸売販売は、前年同期比11.0%減少の138万6,000トンに留まっており、6月の平板鋼販売は前年同月比14.7%減少の22万3,200トン、前月比でも7.4%減少している。
しかしブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)では、今年7月の平板鋼の卸売販売は前月比2.0%増加の22万7,700トンを予想、平板鋼在庫は、0.2%増加の95万7,800トンが見込まれている。
6月末のブラジル鉄鋼卸売業者の平板鋼在庫は、前月比0.7%増加の95万5,900トンで4.3カ月分の過剰在庫となっているが、適正在庫の2~3カ月を大幅に上回っている。
6月の平板鋼輸入は前年同月比254.2%増加の10万2,400トンを記録、今年上半期の平板鋼輸入は、レアルに対するドル高の為替の影響を受けて前年同期比150%増加の58万1,400トンを記録している。2016年のブラジル鉄鋼卸売業者の平板鋼販売は、前年比4.0%減少の304万トンであった。
昨日の中国の青島港湾の1トン当たりの含有量が62%の鉄鉱石先物価格は、68.84ドルを記録して4月11以降では最高価格を記録、今年7月の鉄鉱石価格は6.0%増加したものの、今年の累計では12.7%減少している。
今年第3四半期の鉄鉱石価格は、鉄鉱石生産大手リオ・チント社が出荷調整を行うために50ドル、第4四半期の鉄鉱石価格は55ドルとJP Morgan社では予想している。
リオ・チント社では、今年の鉄鉱石出荷量を3億3,000万トンと前回予想の3億4,000万トンから下方修正、リオ・チント社の今年上半期の鉄鉱石生産は2.0%減少の1億5,700万トン、出荷量は3.0%減少の1億5,430万トンに留まっている。(2017年7月19日付けヴァロール紙)