ブラジルのアルミ産業は、電力エネルギー料金の高騰や価格競争力の減少でブラジル国内のアルミ地金生産が減少してきており、その一方でアルミ製品の輸入が益々増加すると予想されている。
ブラジル国内のアルミ関連生産減少に伴って2025年には143万5,000トンのアルミ関連製品の輸入が予想されており、国内のアルミ消費の50%に達すると予想されている。
ブラジル・アルミニウム協会(Abal)によると、2013年のブラジル国内のアルミ生産は国内消費量を上回っていたにも関わらず、今年の国内のアルミ生産は国内消費を40万トン下回ると予想している。
アルミ製品の価格の減少並びに電力料金の高騰で2025年のアルミ製品の国内生産は66万トン、アルミ地金は110万トン、国内消費は320万トンに達すると予想されているが、最も悲観的な予想は、パラー州バルカレーナのアルミ工場の生産に等しい46万トンまで減少すると予想している。
Abal協会では、連邦政府に対してアルミ製品輸入に対する輸入関税の引き上げなどによる国内アルミ産業向け工業政策変更の要請を準備しており、現在の電力エネルギー価格では、国内でのアルミ生産を中止して、電力エネルギーの販売を余儀なくされるほど業界が不振に陥っている。
電力エネルギー料金がアルミ生産コストの1/3を占め、またブラジルの電力エネルギー が非常に高いために、収益性を圧迫されているブラジル国内のアルミメーカーのヴォトランチン/CBA社並びにAlcoa社、BHP Billiton社 Norsk Hydro社、 Novelis社は事業拡大を見合わせている。
昨日、アルコア社はペルナンブーコ州イタピスマ市に1億レアルを投資して、アルミ製管工場の建設を発表、その一方で年間27万8,000トンのアルミ地金の減産を発表している。(2014年4月2日付けヴァロール紙)