中国並びにブラジルの国内総生産(GDP)伸び率の先行き不透明感の増加に伴って、ブラジルの鉄鋼メーカーの株価が大幅に下落してきており、昨日のナショナル製鉄所(CSN)の株価は7.5%、ウジミナスの株価は6.5%とそれぞれ大幅に下落した。
また昨日のゲルダウ社の株価も1.7%、ヴァーレ社の株価も2.4%それぞれ減少して、一連のブラジル鉄鋼メーカーの株価下落の影響で、昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は0.34%減少している。
中国の予想よりも低いGDP伸び率や今後の中国の国内経済の停滞予想で、現在の鉄鉱石の国際コモディティ価格は、昨年6月初め以来では最低となる1トン当たり123.2ドルまで減少している。
2013年12月末の鉄鉱石の国際コモディティ価格は1トン当たり134ドル、8銀行では2014年の平均鉄鉱石価格を114.6ドルと予想、2015年は106ドルと2013年平均の135ドルを大幅に下回ると予想している。
中国は国内経済の停滞で中国内の鉄鋼製品の供給が需要を大幅に上回っているために、価格を下げて輸出攻勢をかけている影響で世界的な鉄鋼製品の供給過剰となってきている。
2013年のCSNの株価は34%上昇、昨年12月だけで20.7%上昇、またウジミナスの株価は11%、昨年12月だけで14%上昇しており、投資関連企業のガブリエル・リベイロ氏は、CSN並びにウジミナスの株価は海外からの安価な鉄鋼製品輸入増加の影響を受けると予想している。
しかしメリルリンチ証券アナリストのチアゴ・ロフィエゴ氏は、今年3月から4月にかけて鉄鋼製品価格が上昇すると予想して、ウジミナス社株の購入を勧めている。(2013年1月22日付けヴァロール紙)