ブラジル国内での紙・パルプ業界の2020年までの投資総額は200億ドルが予定されていたにも関わらず、ヨーロッパの債務危機の影響を受けて、今後の投資計画の先送りの可能性もでてきている。
紙・パルプ業界の2020年までの投資プロジェクトは植林事業を含めて10ヵ所でのパルプ工場建設があり、特に成長の早いユーカリ材の使用による白物パルプ生産計画が主導となっている。
今年末には食肉生産のJBSフリボーイ社傘下のエルドラード製紙による南マット・グロッソ州のトレス・ラゴア市でのパルプ生産が操業開始、51億レアルを投資して年産150万トンのパルプ生産が予定されている。
スザノ製紙は2013年第3四半期からマラニャン州で生産開始、また2014年からのピアウイ州パルプ生産はヨーロッパ債務危機などの影響を受けて、2016年上半期に先送りされている。
フィブリア社はトレス・ラゴア市での年産150万トンのパルプ生産を2014年に開始、チリ資本CMPC傘下のリオグランデンセパルプも2014年から生産拡大、クラビン社も新工場で3タイプのパルプを生産開始する。
フィブリア並びにスザノ製紙はドル高の為替で負債が拡大しているために、社債発行などでの資金調達を予定、今後のブラジルでのパルプ増産は中国市場の拡大が牽引すると予想されている。(2012年1月16日付けヴァロール紙)