農務省のエジルソン・ギマランエス取締役は昨年末から継続している南部地域の旱魃でトウモロコシ、大豆、コメ並びにフェジョン豆の生産で影響が表面化してきており、特にトウモロコシの被害が大きいと指摘している。
またミナス州、リオ並びにエスピリット・サント州で被害が顕著になっている降雨の影響で、生鮮野菜やフルーツの価格が上昇しているために、インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を押し上げている。
国家配給公社(Conab)の今年の穀物生産予想は全国の穀物生産の20%を占める南部地域での旱魃の影響で、昨年の穀物生産量1億6,300万トンを2.8%下回る1億5,850万トンに留まると予想している。
南部地域を襲っている旱魃でパラナ州の今年初めの第1週目のフェジョン豆価格は昨年末からすでに15%値上がりしており、生産量は43万トンから19%減少の34万7,000トンに減少すると予想されている。
また同州の大豆生産も1415万トンから1,273万トン、南大河州は1,030万トンから987万9,000トン、トウモロコシは740万トンから635万トン、南大河州は530万4,000トンから396万9,000トンとそれぞれ大幅な減産が見込まれている。
食肉検疫などで最も厳しい基準を設けている米国はサンタ・カタリーナ州で生産された豚肉の輸入を初めて許可したために、今後のブラジルの豚肉輸出に弾みがつくと予想、特に韓国や日本への輸出が期待できる。
ブラジル豚肉加工輸出業者組合(Abipecs)によると昨年のブラジルの豚肉輸出は51万6,000トンと前年を4.44%下回ったが、輸出額は7.0%増加の14億3,500万トンを記録している。
昨年末には中国向けに初めて豚肉を輸出、また昨年7月からロシア向けに牛肉輸出を開始、今回の米国向け豚肉輸出の開始はブラジルの食肉業界にとってまたとない朗報となっている。(2012年1月11日付けエスタード紙)