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先行き不透明なEU (セルソ・ミンギ氏 エスタード紙コラム) 2011/12/27

 

 2012年における最大の疑問は、マヤ暦で言うところのこの世の終わりが果たして到来するのか、ということではないはず。欧州に何が起こるのかという、その動向に最も注目が集まっている。

 

 全てがまだ準備段階だった時、欧州各国は、そのファンダメンタルズの脆弱性について警告を受けた。この分野のパイオニアで1999年のノーベル経済学賞受賞者のロバート・マンデルが定義したような最適通貨圏を、加盟国は構築しはしない、と。しかしながら最終判断は、何らかの欠点を将来的に政治的にカバーすることを想定することで、通貨統合プロジェクトを後押しした。

 

 けれども、ユーロの団結を保証するために署名された条約は無視された。慎重であろうとなかろうと、加盟各国は、厳格な財政赤字と債務に関する安定成長協定の順守をやめてしまった。現在、この経済圏は崩壊の危機にさらされている。今のところ解体されていないのは、単に、各国が自国通貨に逆戻りするのが、現在の状況以上に耐え難いコストを必要とするからだ。

 

 過去2年間にわたって、もともと性質の悪い物を何とかしようとするために当初想定されていたような政治的アクションは、起こされなかった。首脳たちは、思考停止に陥り、当惑するだけ。不十分な応急措置を施して取り繕う以上のことも、何もなかった。そして通貨連盟というものを強化することになる、ただ1つの統合された財政という方向に進むだけの能力もなかった。

 

 懸念があったとすれば起源の異なるものを均質化することへの懸念だ。それぞれの国が独自の予算と税制、社会保障制度、労働法を維持し、自分たちやり方を通した。これらの異なる国家制度は、ユーロ加盟国間の生産性の大きな違いにつながっている。

 

 フランスのニコラス・サルコジ大統領は繰り返し、ユーロ圏は並行して2つの異なるスピードで発展していると述べている。より速い成長を記録する国には、ドイツとオーストリア、オランダ、フィンランド、さらに彼によるとフランスもこのグループの一員だ。反対に緩やかな経済成長を記録する国はギリシアとポルトガル、スペイン、イタリア、アイルランド。それは、牛と馬が同時につなげられた、牛の荷車でもなければ馬の馬車でもない、いずれともつかない曳き車のようなものだ。

 

 問題はこの2つの経済成長ペースであり、これは両者の差を強調することからそれ自体に、自動的に資本を移転させるメカニズムが期待できない経済ブロック(ユーロ圏)を崩壊させる可能性を秘めているのだ。

 

 生き残るためにユーロが単一の政策を必要とすることはすでに十分に意識されているが、加盟国にはその一歩を踏み出す勇気がない。しかも、自国通貨に逆戻りするだけの決断力も持ち合わせていない。ヨーロッパ諸国のもろさが表れている。

 

 これまでのところ、当局者の対応は時間稼ぎだった。けれども、これを克服するための戦略を想定もせずに対応を進めることは、結局のところ、その先は抜け道のない袋小路だ。域内のあらゆる事態が悪化に悪化を重ね、これ以上にないところまで行ってようやく、好転し始める。それまで、先行き不透明な状況は広がり続ける。

 

 

消費の拡大。経常収支(資本の流れを除外した国外との資本のやり取り)の赤字は、国内消費の増加を示している。グラフで明らかなように、それは2008年から発生している。2011年の赤字はGDPに対して2.3%、2012年はGDPに対して2.5%になる見通し。

 

良好な出資。この赤字は、ブラジルの外国収支に対して深刻な影響は与えない。というのも、長期的な資金の流入、とりわけ外国直接投資(FDI)によりカバーされるからだ。20111227日付エスタード紙)



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