ラニーニャ現象の発生による旱魃で降雨量不足による南部諸州の南大河州の穀物被害は5億レアル、サンタ・カタリーナ州は4億レアルに達すると予想されており、パラナ州でも影響を受けている地域がある。
特に旱魃による被害が大きいのはトウモロコシ並びにフェジョン豆であり、大豆は端境期入りで被害は余り被っていないにも関わらず、今後も降雨量の減少が継続すると作付面積の減少につながる可能性がある。
南米地域ではブラジルの南部地域以外に、アルゼンチンが最も旱魃被害を受けており、またウルグアイにも影響が及んでいる。パラグアイ並びにボリビアでは今後の降雨量で穀物の収穫量が大きく左右される。
南大河州の州政府はトウモロコシの作付面積120万ヘクタールのうち40%で被害が発生しており、トウモロコシの生産は予定の530万トンから460万トンに減産すると見込んでいる。
また同州のフェジョン豆の収穫は6万8,700ヘクタールで生産量は8万1,600トンを予想、同州では旱魃被害は42市町村に及んでおり、今後も110市町村に拡大すると予想している。
またサンタ・カタリーナ州の旱魃被害は44市町村に達しており、特にアルゼンチンとの国境に近い西部地域の被害が大きく、トウモロコシ生産は半減した地域もあり、3月からの降雨を予想している。
同州では2011/12年の穀物生産を前年比6.4%増加の384万トンと予想していたが、8.5%減少に下方修正して被害総額は1億2,900万レアルに達すると予想、特に西部地域は15%減産の140万トンを見込んでいる。
ラニーニャによる旱魃でアルゼンチンとブラジルを中心とした南米地域の穀物の減産予想で、シカゴの大豆、トウモロコシのコモディティ商品の先物相場が昨年12月から上昇に転じて、すでに10%値上がりしている。(2012年1月5日付けヴァロール紙)