農務省の長期農業生産計画によると新興国や国内の食料品需要の拡大で、今後10年間のブラジルの穀物や食肉などの生産は23%増加、しかし耕作面積は9.5%増加に留まって、生産性の拡大が生産増加を牽引する。
今後10年後のブラジルの穀物生産は1億7,580万トン、食肉は26%増加の3,120万トン、そのうち国内向け牛肉は83%、鶏肉67%、豚肉81%、トウモロコシは85.4%それぞれ増加、農産物の輸出では動物性並びに植物性タンパク質の最大の輸出国になると予想されている。
10年後のブラジルの鶏肉輸出は世界の49%を占め、大豆は現在の31%から33.2%、牛肉28%から30.1%、豚肉10.1%から12%、トウモロコシは10%から12%とそれぞれ増加が予想されている。
国連食糧農業機構(FAO)並びに経済協力開発機構(OECD)は今後10年間に農産物のコモディティ価格の上昇や世界市場でのヴォラティリティの増加で、ブラジルは最も恩恵を受ける国であると予想している。
ブラジル農牧調査研究公社(Embrapa)では今後10年間のブラジルの原綿、トウモロコシ、コーヒー、粗糖、大豆、牛乳、セルローズ、鶏肉並びに牛肉の生産性は世界で最も上昇すると予想している。
特に原綿の生産は47.8%増加の230万トン、輸出は68.4%増加の80万トン、特にMatopiba地域と呼ばれるマラニャン州南部、トカンチンス州北部、ピアウイ州南部並びにバイア州北部が有望となっている。
生産性の拡大で農産物生産は大幅に増加するが、大豆の栽培面積は現在の2,470万ヘクタールから3,000万ヘクタール、砂糖きびは940万ヘクタールから1,150万ヘクタールの増加に留まる。(2011年6月15日付けヴァロール紙)