北アフリカ・中東諸国での政情不安を引き金に食料・エネルギー価格高騰と高失業率を引き金に広がる暴動・政情不安を鎮静するために、これらの国では食料備蓄を増やし始めている。
これらの国の輸入需要が米国小麦に集中、また中国の米国からの輸入が増え続けるという予想からシカゴ先物相場のトウモロコシ、大豆や小麦も記録的高値が続いている。
またアルゼンチンの港湾労働者ストの影響で穀物の輸出に支障をきたしており、米国の悪天候やオーストラリアの洪水に追い打ちをかけるような大型ハリケーンによる被害など、今後の世界の穀物や農産物の供給量減少予想もシカゴの穀物の先物相場を引上げている。
過去12カ月間のトウモロコシ価格は80.66%、小麦は78.27%、大豆は55.26%とそれぞれ高騰、小麦は並びにトウモロコシは最高値を記録した2008年7月の価格に接近してきている。
食料価格の上昇とアルジェリアなどでの暴動などで世界的なインフレ誘発に対して、20カ国・地域(G20)会合の議長国のサルコジ大統領は為替相場と同様に商品相場のスペキュレーションによる極端な値動きに対して規制の必要性を強調している。(2011年2月3日付けヴァロール紙)