スザノ製紙は植林バイオテクノロジーで有名な英国資本Futuragene社を8,200万ドルで買収、同社が擁する遺伝子組み換え技術で植林の生産を大幅に拡大する。
Futuragene社は米国、イスラエル、中国、東南アジアなどで遺伝子組み換え技術で植林事業を展開、スザノ製紙はユーカリ植林事業にFuturagene社の技術を適用するが、すでに同社に7.6%の資本参加をしていた。
同社の買収でユーカリ植林に遺伝子組み換え技術を使用すれば、成長が早くて良質なパルプ生産に結びつくために、大幅なコスト削減で価格競争力が更に高くなる。
ヨーロッパでの伐採までの植林は平均30年間を要するが、ブラジルでは平均7年と成長が早いために競争力が高く、1ヘクタール当たり年間45立方メートルの生産性を更に高めることが可能となる。
またFuturagene社の買収でトウモロコシや綿花などのバイオ燃料の生産に対してもポートフォーリオ拡大が可能であり、スザノ製紙では2015年の紙・パルプの生産を現在の290万トンから720万トンと大幅に増産を予定している。(2010年7月14日付けヴァロール紙)