アラクルース社とヴォトランチン製紙(VCP)が昨年9月に合併して誕生したフィブリア社(Fibria)は年産540万トン以上のパルプ生産能力を擁して更に規模を拡大するが、今年は合併後の両社の統合に集中して来年から増産プロジェクトを進める。
両社の合併によるシナジー効果は45億ドルに達すると見込まれているが,アラクルースは金融危機直後の2008年10月に為替ヘッジで20億ドルの損害をだしたために返済計画を綿密に進める。
フィブリア社は南マット・グロッソ州並びにバイア州での植林、トレス・ラゴア市並びにヴェラセル市での工場建設を予定、これらのプロジェクトの資金調達には南大河州グアイバ工場をチリのCMPC社に14億3,000万ドルで譲渡、また社債発行で10億ドルを調達している。
需要拡大が継続する中国のパルプ生産は年産600万トンが見込まれており、同社は1工場から原材料のユーカリのパルプを年間100万トンの供給を予定している。
世界のパルプ生産のリーダー企業であるフィブリア社は世界のパルプ生産の11%のシェアを占め、短繊維パルプ生産の22%、ユーカリのパルプの34%のシェアを占めている。(2010年1月13日付けヴァロール紙)