ブラジルの2012年のパルプ生産は1,800万トンで中国を追越して世界3位に上昇すると見込まれており、今年は1,200万トンの生産でスエーデン、来年は1,300万トンの生産でフィンランドを追越すと見込まれている。
ブラジルのパルプ生産は気候、土壌や品種改良で北半球でのパルプ生産との比較では全ての面において競争力がついており、また北半球ではパルプ生産には20 年を要するが、南半球では僅かに7年で収穫が可能でヘクタール当たり年間50立方メートル相当の収穫に対して、北半球では30立方メートルの収穫しかな い。
スザノ製紙は北東地域、パラー州、ピアウイ州での新設工場並びに既存のパルプ工場に66億ドルを投資して生産量を3倍に増産、アラク ルース製紙は南大河州ガイバ工場に28億ドル、ミナス州ゴベルナドール・バラダーレス工場に24億ドルをそれぞれ投資、VCPは南マット・グロッソ州トレ ス・ラゴアに15億ドルを投資して130万トンに引き上げる。
ブラジルには220ヵ所のパルプ・製紙工場での生産で年間2,100万トンの二酸化炭素を排出するが、1,700万ヘクタールの植林地帯での二酸化炭素の吸収力は6,300万トンと見込まれている。
今年上半期のパルプ輸出は貿易収支黒字113億ドルの18%に相当する20億ドル、パルプのみの輸出額は前年同期比27.3%増加の17億9,500万ドル、中国向けパルプ輸出は前年同期比90%増加の3億5,810万ドルで輸出全体の20%を占める。
米国の年間1人当たりの製紙消費量は312キロ、イタリアは195キロに対してブラジルは僅かに40キロであるが、今年の経済成長率が9.3%と見込まれる中国の製紙消費量は急上昇してきている。(2008年9月8日付けガゼッタ・メルカンチル紙)