アルゼンチンからの小麦輸入では生産の不安定や政治的な問題も絡んでブラジル政府の頭痛の種であったが、国内への小麦の供給安定のためにセラードでの小麦増産を推進する。
今後4年間で国内の小麦粉生産を国内消費の70%に相当する700万トンまで引上げるために、セラード地域での小麦の買取価格を10%から15%引上げて栽培を促進するが、昨年、ブラジルはアルゼンチンから12億6,400万ドルの小麦を輸入している。
セラードのブラジル農牧調査研究公社(Embrapa)では1970年代からセラード地帯の土壌や気候に適応した小麦の品種改良を手がけており、昨年、BRS254はヘクタールあたり7.6トン、BRS264は6.5トンの収穫をした。
昨年のセラード地域の小麦栽培は5万5,000ヘクタールで栽培されて収穫量は50万トンに達したが、収穫期が8月と端境期に当たるために価格が高い有利さも備えている。(2009年3月20日付けエスタード紙)