短繊維パルプメーカーのスペイン資本Ence社は、6月1日からヨーロッパ市場で1トン当たりのユーカリ材の短繊維パルプ価格を20ドル引き上げるとコンサルタント会社RISIでは発表している。
6月1日から20ドル値上げされる短繊維パルプ価格の値上げは、今年3回目の値上げであり、6月1日から1トン当たりのユーカリ材の短繊維パルプ価格は1070ドルとなる。
スペイン資本Ence社による今回の20ドルの値上げは、世界的な在庫減少が要因となっているが、Ence社による値上げは、ブラジル製紙業界2位のSuzano Papel社や業界トップのFibria社にとって収益増加に繋がる。
またEnce社では、1トン当たりの北米の短繊維パルプ価格を4月に20ドル値上げして1,230ドル~1,240ドルに引き上げていた。今年の北半球の長繊維パルプ生産のスカンジナビア地域が厳冬で価格が上昇した影響で、短繊維との価格差は通常の70ドルから150ドルに開いていた。
BTG パクツアル銀行では今年のアジアでの短繊維パルプ価格を780ドル~800ドルと昨年の690ドル~710ドルを大幅に上回ると予想、2020年は765ドルを予想している。(2018年5月23日付けヴァロール紙)